異物(SEM-EDX、X線、IR)
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水道水や食品に含まれる異物や配管の閉塞物(いわゆるスケール)などを以下の装置を用いて、物質の同定、元素の組成分析を行っております。異物に限らず汚泥や灰等の成分分析にも対応しております。
・蛍光X線分析装置:元素の組成分析
・X線回折分析装置:無機化合物の同定
・SEM-EDX(走査型電子顕微鏡-エネルギー分散型X線分析装置):顕微鏡による観察及び元素の組成分析、元素の分布確認(マッピング)
・FT-IR:(フーリエ変換赤外分光光度計):有機化合物の同定
石綿(アスベスト)
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・アスベストcは不燃性、耐久性を持ち加工しやすく安価な繊維状物質で、特に建材に使われてきました。
・肺がんや中皮腫の原因となることから、現在は輸入・製造・使用を禁止となっております。
・禁止前にアスベストが使用された建材を含む建築物の解体は現在も行われており、作業時のアスベスト飛散が問題となります。この解体は2030年がピークとも言われております。・石綿障害予防規則により令和5年10月より、事前調査及びそれに関わる分析調査は、要件を満たした者のみが実施可能となります。
・当社では、下記によりその要件を満たしております(複数名在籍)。
事前調査:特定建築物石綿含有建材調査者、一般建築物石綿含有建材調査者
分析調査:(公社)日本作業環境測定協会主催 石綿分析技術評価事業Aランク又はBランク認定、(一社)日本環境測定分析協会主催 アスベスト偏光顕微鏡実技研修建材定性分析エキスパートコース修了
・分析は偏光顕微鏡法による定性分析をメインとしております。
・X線回折やSEM-EDXでの分析を並行して行い、より正確な結果を得ております。※気中アスベスト
環境省「アスベストモニタリングマニュアル」などの分析方法に則り、一般環境や解体工事現場などを対象として、大気中のアスベスト分析を行っております。位相差顕微鏡及びSEM-EDX(走査型電子顕微鏡法)により大気中の繊維状物質をアスベストと同定し、計数しております。
調査・分析・測定