PFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)とは、
4700種類を超える有機フッ素化合物の総称です。
水や油をはじき、熱に強いなどの優れた特性から、あらゆる分野に幅広く利用されてきました。
一方で、一部の物質は環境中で分解されにくく、生物の体内に蓄積されやすいことがわかってきました。
さらに人への有害性も指摘されるようになったことから、近年注目を浴びています。
日本では、2009年4月に厚生労働省が、PFASに属する物質である
PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)を
水道水質管理における要検討項目に設定しました。
2020年4月にはこれを水質管理目標設定項目に格上げして、
「PFOS及びPFOA」として0.00005mg/L以下を水道水の暫定目標値としています。
一方、環境省も2020年5月にPFOSとPFOAを公共用水域等における
人の健康保護に関する要監視項目に設定し、
「PFOS及びPFOA」として0.00005mg/L以下を暫定指針値としました。
さらに、2022年12月には水質汚濁防止法の一部改正で、PFOSとPFOAを指定物質に追加しています。
浄水器にかかわるメーカーや試験機関などが集う業界団体である一般社団法人浄水器協会は、
協会の自主規格である「JWPAS B(2011)浄水器の製品及び性能に関する規格基準」のうち、
「JWPAS B.210 浄水器の除去性能等試験方法に関する規格基準」に
「PFOS及びPFOA除去性能試験」と「PFOS及びPFOAろ過能力試験」を2022年8月に追加しています。
この試験方法の策定にあたっては、協会会員である総合水研究所も規格作成委員として参画して参りました。
このJWPAS B.210に基づいたPFOS及びPFOAの除去性能試験/ろ過能力試験について、
すでに複数のクライアント様からご依頼を受けて実施しております。
PFOS及びPFOAの浄水器試験を通して、
皆様が安心しておいしい水を飲むことができる社会づくりに貢献して参ります。
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